下町風俗資料館(東京都台東区・2020年2月訪問)
高齢者施設関係のセミナーで講師を務めた帰り道、用事を済ませてから、
不忍池を通って上野駅に向かっていました。
不忍池を眺めたり、周囲の人たちの様子を観察?しながら歩いていたら、
「下町風俗資料館」と書かれている建物を発見!しました。
まったくノーマークの資料館でしたが、近寄ってみると、なにやら
模型の展示もあるような感じ・・・・・
せっかく建物の前まで来たのだからと、入館してみることにしました。
入館すると、すぐに真っ赤なポストや人力車が目に入ってきます。
そのほかの1階のスペースには、古き良き時代の生活様式を回想できる
長屋の座敷や商家の作業場、駄菓子屋などが再現されていました。
駄菓子屋には、私も子どもだった頃(遠い昔ですね)、喜んで買っていた
懐かしいお菓子も置かれ、「駄菓子屋さんって、こんな感じだったよなあ」と
いう記憶がよみがえってきました。
1階をぐるっと見学した後で、2階へ。
2階に上がったら、最初のほうに掲載している大型の建物模型が置かれていました。
芸者遊びができる場所を再現したものだと思われますが、その辺りの知識に
乏しいので、うまく説明ができずにすみません。
入口の写真を見直したところ、「江戸風俗人形の世界」というタイトルの
展示期間中だとわかりました。
芸者さんの日々の暮らしがのぞけるような造りになっていて、サイズとしては
大きめの展示になっていました。
大きめというのは、ドールハウスで基準になっている12分の1と比べると、かなり
大きな縮尺だということです。
たまたま建物の前を通ったときに「江戸風俗人形の世界」の展示していたという、
かなりラッキーな出会いだったようです。
2階にはそのほかに、銭湯の番台も設置され、「子どもの頃は、ときどき近所の
銭湯に行ったなあ」という記憶も呼び起こされました。
企画展ごとに2階は展示内容が変わるのだと思われますが、「古き良き時代の
暮らしに関する展示」に興味のある方には、懐かしさを感じたり、子どもだった頃の
記憶を呼び覚ましてくれる資料館だと思います。