太平洋津波博物館(ハワイ島・ヒロ・2019年2月訪問)
1946年と1960年の2回、大きな津波に襲われたヒロの街に
津波に関する展示をしている太平洋津波博物館があります。
ヒロの街がどのように津波の被害を受けたのかを説明する
展示のほかには、津波のメカニズムを説明する装置なども
置いてありました。
博物館内には映写ルームがあって、津波による被害の様子や
津波警報が出たらどのように行動したらいいのかの解説などを
視聴できました。
ちなみに、太平洋津波博物館は、もともと銀行だった建物を
利用しているらしく、この映写ルームは大金庫を活用して
います。
金庫だったとわかる重厚な扉を通って中に入ります。
映像を見ていて個人的に印象的だったのは、海で溺れかかっていた
日系人の方が船に救助され・・・50年くらいの時を経たのち、
助けてくれた方と再会した様子です。
館内には、東日本大震災のことも紹介されていましたので、この
博物館を訪れ方は、日本での被害にも思いを寄せてくださるのかも
しれません。
ちなみに2枚目の写真は、博物館の前の様子。
穏やかな海が望めますが、この海がヒロの街を襲ったわけで、
複雑な思いで眺めました。
津波の被害によって、市庁舎などの機能は少し内陸に移動
していますが、模型は津波で被害を受ける前のヒロの街の
様子です。