高雄市歴史資料館「二二八事件のジオラマ」(台湾・高雄市・2018年11月訪問)
1947年2月28日に台北市で発生し、その後、台湾全土に広がったと
される「二・二八事件」。
当時の様子をジオラマに仕立てたものが、高雄市歴史博物館に
展示されています。
訪問前、ネット検索で写真を見ていた時には、二二八事件の
ジオラマだということはわかりませんでした。
そのため、実際のジオラマを見て、普通に暮らす台湾の方々が
数多く虐殺されてしまった事件が再現されているという内容に、
衝撃を受けました。
写真は、市庁舎に押し掛けた市民が銃撃される様子だと思われ
ますが、その衝撃が伝わるでしょうか。
高雄歴史博物館は、日本の統治時代は市役所として、終戦後は
高雄政府の庁舎として使われていたそうで、庁舎として
使われていた時代の事件になります。
高雄市民の記憶に残る建物ですが、博物館になった現在は、
誰でも無料で入場できます。
二二八事件のジオラマ以外にも、常設展、企画展がたくさん
ありますので、高雄に行かれる機会がある方は、足を運んで
みてはいかがでしょうか。